ストーカーの手口

ストーキング

 

ストーカーを行う行為をストーキングと言います。ストーキングにはいくつかのパターンがあります。具体的にどのようなものがあるのか見ていきましょう。

 

典型的なストーカーのパターンとしては、男性が女性に行うストーキングが最も多くなっています。しかし逆に女性が男性にストーキングすることも最近増えています。ストーカーのどのような行為がストーキングとなるのか。それは、つきまとい、公然と言い寄る、忍び寄る、見張る、迷惑行為をする、ひどくなると暴行や傷害を行うことです。

 

一番典型的なのが、異性を付けねらった追跡型ストーキングです。これは職場や学校あるいは自宅までの帰宅途中から帰宅後もずっと相手の行動を監視し続けて執拗につきまとうものです。一般的にストーカーと言えば日本ではこの手のタイプを想像します。このパターンは通常の恋愛との境界がわかりにくいのが難点です。

 

ストーカー行為をした側は恋愛感情から行ったことであり、された側はそれを恋愛感情と受け取るのかストーカー行為と受け取るのかにより認識が大きく変わるからです。このようなことから、ストーキングされたと誤解する人も多くなっています。

 

さらに客観的にはストーキングをしていないと思われるのに、された側がストーカーだと思い込んだことにより加害者とされてしまう被害も続出しています。これが本当に深刻なストーキングを見過ごしてしまう要因でもあります。

 

次に元恋人や元配偶者へのストーキングについてです。ふられた相手への腹いせからくる行動、あるいは未練からくる行動で行われるストーカー行為です。基本的には男女関係のことだということでストーカーと認識してもらえないことがほとんどです。しかし中には深刻な状態の場合もあり、近年ではストーキングの取り締まり対象となっています。